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【Vol.017】 January.26.2023
少しずつ、でも確実に、ビジョンを共有
“格好いい会社”であるために

このところ、社員の意識が変わり始めていると感じることがあります。本橋テープのイメージってどんな感じ?ということを一人ひとりが考え、ビジョンを共有して物事を決める、そんな流れが生まれ始めています。

今回は、そんなわが社の変化にまつわる取り組みをご紹介させていただきます。

ひとつめは、ユニフォームの一新です。当社ではもともと2年ごとにユニフォームをリニューアルしていますが、これまでは素材を変更する程度でした。

色も部門ごとに異なり、営業Gはワインレッドやベージュなど華やかで明るい色、製造Gと加工Gは汚れが気にならない濃い色がベースでした。

昨年10月のリニューアルのタイミングで、「バラバラより一緒のほうがいいよね」ということで、全社員統一のユニフォームに刷新したのです。

こちらが新しいユニフォームです。トップス・パンツ・ジャケット・防寒ジャケットのすべてを黒にし、ロゴの位置と大きさを見直しました。

デザインを決める際は、「一体感を表現できて、かつ作業着っぽくないのがいいよね」という共通意識のもと、次の2つを大切にしました。

・一人ひとりが会社の看板を背負う意識
・常識を作り変えるチャレンジ精神

ロゴは左胸に入るのが一般的ですが、あえてうしろにさりげなく配置(トップスとジャケット)。ロゴの入り方としては違和感のある位置ですが、一人ひとりが本橋テープの看板を背負っている=プロフェッショナルであることを表現できるのではないか、と。数年後、制服のロゴの位置の新しい常識になったらいいなとも思っています。

変化のきっかけのひとつに、4年前に社員に行った「本橋テープのブランドイメージについてのアンケート」があります。

そこでまとまった本橋テープのイメージは、「安価なものをたくさん作るのではなく、価値のあるものを高いクオリティで作る会社」。とてもシンプルにいうと、“格好いい会社でありたい”ということでした。

このイメージは、昨年リニューアルしたHPやワークショップ、もっと些細なところでは社用車の色選びにも反映されています。今までだったら「どちらでもいいかな」となるところ、「こうすると本橋っぽいよね!」という意見がたくさんでるようになったのです。

もうひとつの取り組みは、「MHP」という社内表彰制度です。これは、M=最も、H=褒められた、P=プレイヤーという意味で、今年一番輝いたと思うメンバーを、各グループとリーダー職から選出するというものです。

今回は、営業Gから絹村千尋さん、製造Gから川本真由子さん、加工Gから今村澄恵さんと田村優季さん、リーダー職では内藤博展さんが受賞しました。

MHPは3年ほど前から実施しており、受賞者が同じ顔ぶれになることも少なくなかったのですが、今回は全員が初受賞のメンバー。少し雰囲気が変わってきたな、と感じています。

私たちのような中小企業は一気に何かを変えるのは難しいですが、その分、誰一人おいてきぼりにせず、自然に湧き上がる気持ちをエネルギーにして前に進むことができます。

今のスピード感で、少しずつ、確実に成長していけたらいいなと思っています。2023年も、本橋テープをどうぞよろしくお願いいたします!