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【Vol.022】 September.6.2023
本橋テープが1日だけ、
作って・遊んで・学べるミュージアムに!

今年の夏は4年ぶりに、職業体験イベント『伝-den』が開催されました。

『伝』は吉田町が町ぐるみで行うイベント。町内のさまざまな企業を会場とし、各社が考える職業体験イベントを子どもたちに経験してもらうことで、「はたらくって、カッコいい」を伝える取り組みです。2014年、吉田町の静岡木工さんと本橋テープで企画したのが始まりでした。

今回は、2023年度の『伝』での本橋テープの取り組みを、少しご紹介したいと思います。

本橋テープでは、営業G・製造G・加工Gの3つに分かれ、それぞれでイベントを企画・運営しました。

営業Gが行ったのは、倉庫を活用した「テープアスレチック」。テープのジャングルジムや吊り橋、台車を改造してつくったトロッコをテープで引っ張るアドベンチャーゲームなど、テープの特性を生かした遊びを企画しました。

足場以外は社員の手作りです。準備はなかなか骨の折れる作業でしたが、4回も5回リピートするお子さんもいて、テープの可能性や楽しさを伝えられたのではないかと自負しています。

製造Gでは、「体験型工場見学」を開催しました。糸がテープになる様子を間近で見てもらいつつ、製造工程で必須の作業である糸結びを競技化した「糸結び選手権」も実施!

子どもたちからは、「テープがこんなふうに作られることを知って驚いたし、感動した」といった声も。地場産業の細巾織物(テープ)ができる工程を子どもたちに知ってもらえたことが、とても意義のあることだったと感じています。

そして、本橋テープで最も人気を集めたのが加工Gの「ポーチとショルダーストラップのワークショップ」。子どもたちが好きな色のテープを選んでテープ製品を作る姿は生き生きとしたものでした。

本橋テープへの参加者は計約500名にのぼり、社員にとっても学びのあるイベントになりました。

仕事を見てもらうだけでは子どもたちの興味を引き出せない。しかし、楽しさだけでは伝えられないことがある。このバランスを取る難しさを各グループが実感しました。

また、本橋テープは毎年いろいろなイベントに出店していますが、社員全員で取り組むイベントは『伝』のみです。皆がイベントの成功を目指して一致団結した時間は、貴重な経験となりました。

テープを通じて暮らしを便利に楽しくするのが本橋テープの理念です。こうしたイベントを通じて、近くにいる人から楽しい瞬間をお届けしていきたいと思っています。