「世界に一つのバッグ」を持っています
発売から10周年を超え、自社ブランドを代表する存在となった「拵(こしらえ)トート」。本橋テープでは、このバッグを社員一人ひとりに無償提供する社員プレゼント企画を実施しています。
この取り組みがスタートしたのは、コロナ禍の真っ只中だった2021年の秋。会社の士気を高めようと社員が発案し、今では社内制度として確立しています。
拵トートの最大の特徴は、テープ1本1本の色を選べるところ。今回は、この取り組みの振り返りとして、昨年末にバッグを受け取った3名の社員に、配色のポイントや使ってみて感じたことなどを聞いてみました。
まずは、昨春に入社した製造Gの山本さん。いつでも使えるようシンプルな色でまとめ、主に買い物時のエコバックとして使用しているといいます。
「グレーにも何色かあって迷いましたが、カラーシミュレーターで仕上がりをイメージしながらデザインする時間はすごく楽しかったです」と山本さん。荷物がたくさん入って、持ち手が肩に食い込まないところもお気に入り。
「テープがまだ糸だった頃を知っているので、成長を見届けているような感覚があります。あと、自分の仕事が形になって誰かのもとに届いているんだ、ということをあらためて実感しました。工場ではお客さんの顔が見えないけれど、このトートを通じてお客さんと気持ちを共有できたように感じます」
続いて、総務Gの本間さん。自分で購入したものを含めて計10個を所持する、拵トートの愛好家。
「緑はお茶、オレンジはみかんで静岡をイメージしています。東海道線の車両みたいでしょ?」と本間さん。
インナーの鮮やかなオレンジと、ファスナーのホワイトもアクセントに。拵トートは、内布のカラー、ポケットの数と種類、ファスナーの有無とカラーを選べるのも特徴です。
「拵トートは外出や旅行の際に愛用しています。温泉が好きでよく行きますが、濡れたものを入れても傷みませんし、目立つのでバッグの取り違えもありません。どこで買ったの?と聞かれたことも。唯一無二のバッグを持てるのは、やっぱり嬉しいですね。手作業で編まれているので温かみも感じます」
一番のお気に入りポイントは、本橋テープのロゴが入ったタグなのだそう。
最後は、加工Gの松下さん。この拵トートで、自身初となる赤いバッグに挑戦したといいます。
「赤は似合わないと思っていましたが、工場でこの色のテープが目に入り、挑戦してみようかなと。落ち着いたトーンが気に入っています」
汚れても洗濯ができ、クッション性がある点が使いやすいと松下さん。ビデオカメラも安心して収納できるため、小学校や幼稚園の行事の際に大活躍しているといいます。
「同じ色のテープでも、光が当たると縦と横とで色が変わるんですね。これはテープの織りが関係しています。テープを編んで作るバッグならではの魅力だなと思います」
一つとして同じデザインはなく、それぞれにストーリーがある拵トートは、まさに世界に一つのバッグ。この社員プレゼント制度によって、社員が何かしらの気づきを得られたら、商品の進化につながっていくはずです。この取り組みは、今後もずっと続けていきたいと思います。
本社併設のショップに拵トートのサンプルを置いていますので、興味のある方は遠慮なく足をお運びください。拵トートのユーザーでもある社員が丁寧に対応させていただきます!