『ちょっとぐらい転んでも』
本橋テープのはたらく人たち第4話は、営業グループ・サブマネージャーの大石卓哉さん(41)。大石さんが入社した2008年当時の本橋テープは、部品メーカーの枠を越えるために完成品の開発・販売に挑戦したり、業界に先駆けてBtoCへの販路を開拓したりと、大改革の真っ只中。
大石さんは、そんな会社の変化を最前線で見ながら、自身も変化の一翼を担ってきた一人です。
大石さんの仕事は、“新しいつながりをつくる”こと。営業の仕事はもちろん、ホームページやSNSの運用、イベント出店などの広報的な業務や、ショップ運営や新商品開発など、実にさまざまな業務を手掛けます。会社の中で、ちょっと特異なポジンションの人。
たとえば、今や恒例となった音楽フェスへのブース出店は、大石さんの好奇心とフットワークの軽さによって実現したこと。さらに、フェスでの出会いをきっかけにして『一升瓶ホルダー』も誕生させました。
「一升瓶ホルダーのアイデアは私ですが、製品化はチームワークの賜物です。私のイメージを、図工が得意な営業Gの山内さんに伝えたらプロトタイプを作ってくれて、それを基に技術スタッフが完璧な形に仕上げてくれました」と大石さん。
一升瓶ホルダーのTwitterのインプレッション(投稿の表示回数)は、なんと20万超に。これまで接点のなかった人々に本橋テープを認知してもらえたことは、大きな一歩になりました。
「話してみたい人がいたら、とりあえず会いに行ってみよう。やってみたいことがあったら、前例を気にせずやってみよう。といったふうに、割とフランクな感じでやっています。考えると前に進めないことがあるので、動きながら考えて、その分、出会いやひらめきを大事にしています。だから失敗もあるんですけど、ちょっと転ぶくらいの失敗は許容範囲!“失敗してもいいよ、やってみよう”というマインドは、本橋テープの持ち味です」
本橋テープでは、新しいことを始めるときにリーダーのトップダウンで進めることはまずありません。そもそも社長自体が、「こうしたいと思うけど、みんなはどう思う?」というスタンスなのです。
次々と新しいことにチャレンジする大石さんですが、その意欲はどこから生まれるのでしょうか。「入社したときに感じて、今も思い続けているのが、“テープの可能性は無限”だということ。テープの未来を妄想すると、楽しいんです。だから、まわりから見たらちょっと無理じゃない?ということも、自分や社員を信じてやり遂げたいですね」と大石さん。
今考えているのは、とある有名アーティストのギターストラップを本橋テープで作ることなのだそう。「まだ何の接点もありませんけどね(笑)、やってみますよ!」と軽やかに話します。
テープでこんなこともできる?というイメージ段階のご相談も大歓迎です。一緒に新しいこと、始めませんか。